2008年09月20日

FX口座選び,信託保全

分別管理と信託保全

FX口座選びにおいて信託保全は重要なチェックポイントです。

信託保全は投資家の資産の管理に関係しているのですが、投資家の資産の管理の仕方には2通りあります。分別管理と信託保全です。

分別管理はFX口座にある投資家の資産を会社の資産とは別に管理することで2005年7月1日より改正された金融先物取引法によって義務付けられています。

分別管理することによって、FX会社が投資家の資産を使ってカバー取引したり自社の取引に使ったり社員の給料に使ったりということがなくなります。

実際にこのようなことが起こったことがあります。
2007年10月にFX札幌というFX会社が破綻しました。原因はFX口座にある投資家の資産を勝手に使ってFXをしていて、損失が膨らみ債務も超過して行った様です。この時点で金融庁に報告しなくてはいけないのですが、それもせずに倒産しました。

FX札幌にFX口座を持っていた投資家は800を超え残高も25億円あったそうですが、投資家にはポジションは強制的に決済されFX口座からの出金も出来ないという内容のメールが送られてきたそうです。

ビックリですね!この事件はかなり悪質で異例のようですが、FX会社がどんどん増えて手数料0円やスプレッドも狭くしてレバレッジも高く設定するなどサービス合戦が繰り広げられているので今後もFX会社が破綻する可能性は非常に高いと言えます。

分別管理の場合は、FX会社と投資家の資産は別々に管理されていますがFX会社が破綻した場合はFX口座の資金も負債に当てることができるので、投資家にFX口座の資産が返ってこない可能性があります。

次に信託保全ですが信託保全はFX口座にある投資家の資産をFX会社の資産とは別に信託銀行で管理することです。
信託保全の場合は、完全にFX会社の資産とは切り離されて管理されるのでもしもFX会社が破綻した場合でもFX会社の負債に当てられることはなく信託銀行から投資家にFX口座の資金が返還されるようになります。

そのため、信託保全をしている会社のFX口座を選ぶことがもっとも安心して資金を預けることが出来ることになります。

ただ注意しなくてはいけないのは、信託保全をするにはその分コストもかかるので全てのFX会社が信託保全ではないことと、信託保全であっても投資家の資産を100%信託保全していないFX会社もあるので詳しくチェックする必要があります。

そして信託保全と併せてFX会社の自己資本規制比率もチェックすることをオススメします。

自己資本規制比率は自己資本規制比率(%)= 固定化されない自己資本の額 / リスク相当額 x 100で求められ簡単に言うと自己資本比率が少ないと資金に余裕がないと言うことになります。

この割合が140%を割ると金融庁に毎営業日の報告義務が生じ120%を割ると改善計画の提出が必要になり100%を割ると営業停止になります。

そしてチェックすると言えば、FX会社が信託している信託銀行も併せて調べたいところです。
ブログ友達さんの話によると、信託保全しているFX会社が破綻したとき信託銀行からの返還に数年かかることもあるらしいという話を聞きました。

信託銀行でも預かっている資金は信託銀行が破綻した場合でも守られるのでFX口座にある資金は返還されるので心配はないようですが、資金の返還に数年もかかるようでは困るのでFX会社の信託先もチェックしておいて損はありません。

調べ方としては、ムーディーズなどの格付けをチェックすることが一番簡単だと思います。

ムーディーズジャパン

もしくは信託銀行のホームページを見ると自社の格付けが紹介されているのでチェックできます。参考にしてみてください。
posted by MUNE at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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